設立趣旨

 

世界の195カ国の内で160カ国が地上国境線をもって外国領土と接している。アジアでは、21カ国の内、18カ国が地上国境線を持っている。世界の多くの人々は、国境と領土の認識を強く持たざるを得ず、領土意識と領土防衛の念を強く有している。しかしながら、日本国民は、地上国境線を持たないがために国境感覚の体験もなく、また信頼に足らない「諸国民の公正と信義」を過大に信頼して安穏としてきてしまった。

国家存立の基盤は国民と領土であり、それは主権そのものであるにも拘らず、日本国民の領土認識は不十分であり、その意識は余りに薄弱である。我々は、社会教育の推進を図る活動の一環として東西約3,400Km、南北約2,800Kmの日本領土についての学習・訪問等、四端八端運動を準備・提供し、その認識と意識の向上を促し、現在及び将来にわたり、不特定かつ多数の日本国民の利益の増進に寄与することを目指して四端会を設立するものである。